6SigmaET ヒントとコツ: 解析のスケールでグリッドルールを切り替える

26 July, 2017


6SigmaETが他の熱流体解析ソフトウェアと一線を画す機能の1つに、自動グリッド生成があります。というのも、PCB、コンポーネント、ヒートシンク等の種類に関係なく、インテリジェントオブジェクトは各々が必要なグリッド数を「把握」しているのです。各オブジェクトに生成されるグリッドは、Future Facilitiesのエンジニアたちが定義した1セットのグリッドルールに基づいています。弊社のエンジニア は、CFDで電子機器の冷却システムをモデル化した経験を豊富に持っており、この経験がグリッドルールのセット作成に活かされています。実は、このセットにはさまざまな種類があり、各セットが「解析対象のスケールに合わせて最適化されている」ことを、多くのユーザはご存じないかもしれません。

cab and component.jpg

グリッドルールのセットは、「Big Models」、「Package」、「Small Models」、そしてデフォルトの「Grid Rules」という4種類に分かれています。「Big Models」は、数メートル規模のソリッドをモデル化する場合に最適です。ソリッドのグリッドに連動して、周辺のグリッドを粗く生成し、より短時間で解析できるようなグリッドにします。デジタルサイネージのような大きいモデルを解析する時は、「Big Models」を選択するのが良いでしょう。

「Package」は、サブコンポーネントに1ミクロンのグリッドを生成できます。このグリッドルールは、ICチップといった非常に細かな部品のモデル化に適しています。

「Small Models」は、PCB、TIM、コンポーネント、ヒートシンク、固体オブジェクトに0.01mのグリッドを生成できます。携帯電話等の複雑な携帯用デバイスを十分に解析できます。

デフォルトのセットはどうなっているかと言いますと、さまざまなモデルに適用できるよう設計されています。「Big Models」と「Small Models」の間の規模、つまり、キャビネットからサーバまでの サイズに最適です。

各グリッドルールのセットは、とても簡単に切り替えることができます。まず、上記4種類のセットから、作成中のモデルに適当なグリッドルールセットを決定します。 次に、[ソリューションコントロール] > [グリッド] > [グリッド定義ファイル] にて、該当するグリッドを選択してください。

Grid Rules.PNG
 


プロダクトエンジニア, Matt Evans